数学は役に立つ?

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どうも。ひらです。今日も数学、やってますか?

以前、塾の生徒から「数学は将来何の役に立つの?」と言われました。

数学が好きな私にとっては「そんなこと言わないでよ(´・ω・`)」という気持ちだったんですが、言われてみれば確かに、目に見えて数学が役に立っている実感は全然わかないような…。

んー。。。その場で上手に答えてあげられなかったのが少し心残りです。


ということで、この記事では「数学は本当に役に立つのか」を考えていきたいと思います!





目次↓

本当に数学は役に立たないのか?

 
結論から言うと、数学は将来の役に立ちます

例えば、人に何かを伝えるとき。どのように話せば、説得力もあって相手にも伝わると思いますか?

答えは簡単。

でたらめにしゃべるのではなく「論理だてて」話せばいいんです。


簡単そうに言ってますが、論理だてるには様々なことを考えなければいけません。

『何をどの順番で話すか。』
『よい例はないか。』
『反対の意見のどこがダメか。』
などなど。

これらを試行錯誤することで説得力のあるお話をすることができます。
逆にこの論理だてがなければ、説得力は生まれません。

そしてこの試行錯誤には「論理的思考力」が必要です。

この時点で数学が役に立っていることはお気づきですか? 


この「論理的思考力」が数学の本質なのです。

 

「ベースとツール」の考え方

よくある誤解の一つが「公式なんて覚えても将来何の役にも立たない!だから数学は将来の役に立たない!」という意見です。

私も中高で学ぶ数学の公式が日常生活で役に立つとは思いません。

 

『今日は天気がいいから関数f(x)区間[a,b]で積分した値を求めよう!』

『おなかすいてきたし、数列a_nの一般項求めるか…。』

『寝る前に三角形の合同を証明しておこう!』

こんな人、身の回りにいませんよね。

 
しかし、数学では公式は問題を解くツール(道具)でしかありません。
公式を覚えることは、数学の本質ではありません。

大切なのは、「論理的思考力」です。つまり考えること
これが数学のベースとなります。

さっきの相手に伝わる話の例で考えると、

どれだけ面白い話やネタ(ツール) を持っていたとしても、どう話を組み立てるか考える力(ベース)がないとツールはその力を十二分に発揮できません。

 

公式はただ覚えるものじゃない

もう一つある誤解が「公式は覚えるもの」ということ。
さっきの相手に伝わる話の例でいえば、面白い話やネタの使いどころです。

『野球の話をしている最中にサッカーの話をしたり。』
『バラエティー番組の話をしているのに政治の話をしたり。』

話のネタとしては使えるかもしれませんが、時と場合を選ばないと使い物になりません。

公式にも話のネタと同じように、正しい使い方があります。

公式の取扱説明書

公式の正しい使い方。それは「正しい公式」を「正しい場面」で「正しい方法で」使うことです。

さっきの例のように野球の話の最中にサッカーの話をするのはナンセンスです。
サッカーの話はサッカーの話のときにするほうが絶対に良いです。これはなんとなくわかりますよね。

数学の公式にも「こんな場面で使うぞ!」という情報があります。
それを理解して、公式の「使い方」がわかれば、学校の定期試験はもちろん、初めて見るような問題でもうまく対応できると思います。
ですが、学校の教科書に「使い方」が余り載っていないのが現実…。

それぞれの公式の「取扱説明書」は追々紹介していきたいと思っています。

さいごに

数学の本質は論理的思考力です。
「考えるのが苦手!」という人がいるかもしれませんが、そこはちょっと我慢して、向き合ってみてください。
 
それでは。